レスパイト 今日が一番若いから!

介護日記
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✔レスパイトできていますか

介護をしていると、知らない間に疲れが溜まっています。
物盗られ、被害妄想、徘徊、入浴拒否、通帳や印鑑紛失、他の家族との関係など。
主に精神力がなくなります。
昼夜逆転、失禁失便、歩行状態の悪化、食事介助、就寝起床介助、洗濯物の増加など。
主に体力がなくなります。
ここに書いていないことも、たくさんあると思います。

そんな疲れた介護者を守るのがレスパイト!
あなたは上手にレスパイトできていますか?

✔レスパイトって難しい

よく、ちゃんとレスパイトとって!と言われます。
介護している人が、介護から一時的に離れ気分転換をする時間。

ただ!!
レスパイトすればするほど、介護生活に戻ってくるのがしんどい。
マジでしんどい。
上手く一時的に休める人なんている?
気分なんてそんな何時間かでは変わらないし、
体の疲れだって取れるはずもない。
ちょっと頭がクリアになる感じです。

そんなにしんどいなら、施設に入れたらいいのに、と自分でも思う。
でも、施設を決めて自分の気持ちを整理する作業が私には辛い。
これが私には一番しんどいんです。

だから、介護を続けるためにも、自分の心身の健康のためにも、
やっぱりレスパイトは必須!!
ちょっとだけでも頭がクリアになれば御の字、きっとそれが大事。
自分で工夫して休む、これ絶対必要です。

✔内容や時間が変わった

介護を始めた10年前から比べると、私のレスパイト事情は様変わりしました。
最初は、遠くに行って忘れたいと思っていた。
1泊くらいなら、当時デイサービスがやってくれていたショートを利用して
一人で東京や横浜に行ったり、社員旅行に参加もできたりして楽しかった。
数年前までは、市内で映画をみたり外食したりするのが楽しかった。
10年後の今は、近所のスーパーで買い物をするのが楽しい。

あれ?なんで?
行動範囲が狭くなって、時間が短くなってる。


原因は私の老化です!
もちろん母の症状が進行したこともありますが、
アクティブに動く体力がもうない。
近所で、家の中で十分楽しい。
レスパイトから戻るのも、昔よりしんどくない。
まさに、一時的な休息。
介護し始めの自分には想像もつかなかった。
私はいつまでも若くないのだ。
グッバイ若者感覚、ハロー初老。
初老の私、目下の課題はジャンクフード欲との戦いです。

✔今日のあなたが一番若い

私は若い頃、やりたいことをやりました。
だから、母の介護はやると決めた。
罪滅ぼしじゃないけど、絶対にやると決めた。
後悔もしていません。

でも、普通そうじゃない人のほうが多いと思う。
急に降ってきた介護生活に、みんな必死で向き合って、
たまには自分のやりたいようにやってみたいって思うと思う。

悔いのないように自分が動けるうちにどんどん休んでください。
やりたいことを諦めないでください。

寄る年派には勝てない、絶対

介護者のあなたも、要介護者の家族も、今日が一番若いです
状態は今日が一番いいんです。
明日はまた年をとる。
要介護者はアルツハイマーのせいで、できないことの色が少し濃くなる。

ショートも上手に使って。
デイサービスにも行ってもらって。
自分のための時間を作ってください。
ケアマネさんも事業者さんも「私はこれがしたいです」と話せば、
喜んで力を貸してくれるはず。


私も実はまだやりたいことあります。
諦めていません。

人生楽しんで!!






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