水虫と巻き爪 我家のプロジェクトX

介護日記
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✔高齢者のダブル定番

数年間、風呂に入らずにいた母はご多分に漏れず爪白癬になった
長距離徘徊を繰り返したせいかご多分に漏れず巻き爪になった

最初に連れて行った皮膚科医で、
爪をとにかく乱暴に切って削られた
看護師もおおざっぱな人が多かった。
通院拒否がひどくなった。


✔通院、それは不屈の精神

最初に通った皮膚科医は信用できず、
なだめてすかして車で30分の他院に連れて行った。
毎回駐車場で「私は行かない!!」と大絶叫され、受診を断念した。

ネットで病院を探しまくった。
結局、白癬と巻き爪を別医院で治療することにした。

皮膚科は自宅近くにできた新しい病院に変わった。
無理やり患部を削ることなく、上手に診てくれた
塗り薬もばっちり合った。

巻き爪も、自宅近くの専門治療院にした。
自費治療は高くついたが効果があった

なにより両院とも、認知症をとても理解してくれた。
穏やかに対応してくれて、通院拒否もなく助けられた

両疾患とも、歩行状態に直接かかわるので、
とにかく必死に通院した。


白癬だって「キタナイ」だけでは済まない。
ひどくなったら歩行困難になってしまう。
巻き爪なんて、痛みで靴も履けない。

幸い現在は両方ともに改善された。
しかし、足を清潔に保つ努力は惜しまず続けている。

~我が家のプロジェクトXでした。

✔認知症の人にあわせた治療を選択しよう


認知症の人は、自分で自分の健康管理が難しいです。
認知症症状や年齢などを考慮して、その人に合った治療を介護者が選びます。


白癬の治療薬は、塗り薬や飲み薬、いろんなタイプがあります。
本人にあった方法を医師に相談するといいと思います。
ちなみに、私の施設では塗り薬が処方されています。

巻き爪は、保険適応だとワイヤーをつけるか切開で治すことが多いです。
ワイヤーは、本人の目に見えてしまう物が多いので、
認知症の人は外してしまう可能性があります。
切開して直す方法は、傷が治るまで数日痛くて歩けないそうです。
認知症の人は混乱するし、痛くても歩き回ると思います。

自費治療だと、丁寧に削って治療器具として透明なテープのような物を貼ることが多いです。
見た目はマニキュアをしているようになりました。
費用がかかることと、何か月か根気よく通う必要がありますが、
本人にとっては一番負担が少なく、混乱もなかったです。
お金がかかっても、変化なく過ごせることを優先しました。
我家はこれを選択して良かったです。


病院によっては保険か自費か選べるところもあります。
巻き爪専門治療院はほとんどが自費治療です。
ちなみに、私の施設の入居者さんは、
訪看さんに爪切りとクッションを当ててもらう対処療法をしています。




歩くことは認知機能を維持するために絶対必要だと思います。
悩んでいたら、是非病院に行ってください。
歩くために、足元の清潔と健康を大切に。

明日もがんばろう!!

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