ショートステイが取れません!

介護日記
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✔現場からお伝えします

月末に私が入院するにあたり、
ケアマネさんがショートステイを必死で探してくださいました。

しかし!どこも断られました。
結局、私の妹一家がケアをしてくれることになりました。
いろいろ事情があったので、今回が10年間で初の手伝いです。
引き受けてくれて本当ありがとう。


それにしても、ショートステイが取れません…。
3か月前から申し込むのが通常らしいです。
今回のような急な入院の時はどうしたらいいんでしょうか。

今回、値段や認知症フロアの有無を考慮すると施設は絞られ、
値段を上げても予約は取れませんでした。
通常、認知症の人は避けられがちです。

あと、コロナも予約が取りにくくなった原因かな、と。
5類になりましたが、高齢者にとっては引き続きリスキーです。
加えてインフルも流行中。
施設としてはリスクは取りたくないですよね。
というのが半分。
あと半分は、ショートは採算が取りにくいそうで、
コロナを理由に辞める施設が多いのかな、と個人的には思います。

もう、取れなさ過ぎたので、
織田裕二さんに叫んでもらいたい。
映画、見直したいなぁ。

✔普段はショートステイを使わない

ADLが落ちてしまうんです…。

わかっています。
ショートステイ施設のスタッフさんが悪いわけではありません、絶対に。
だって、世の中にショートステイは必要です。
本当に有難いです。
ただ、利用者として実感は「やっぱり落ちちゃう」です。

そんなひどい感想言うのは私だけかな、と思ってネットで検索してみると、
一般的なことらしいです。

私は、コロナ以後、特養の認知症フロアのショートステイを2回ほど利用しました。
帰宅時に迎えに行くと、スタッフさんが母の両腕を抱えて玄関に降りてきました。
行きは元気に歩いてたじゃん…。
きっとスタッフさんは一生懸命やってくれていると思います。
日中は、転倒防止のために事務所前で座って、
レクリエーションは、スタッフさんの手が空かなくて中止になったそうです。


いつも見ていれば、利用者の様子は個別にわかります。
しかし、ショート利用時は、スポット的に行くことが多く、
「認知症の高齢者は何をするかわからない」
という一般論に基づいて対応せざるを得ない。
特に転倒のリスクを低くして、滞在してもらうしかないのだと思います。

きっと私がスタッフでも、そうやって対応します。
だって、たった一泊の間に転倒して骨折なんて、
お互い悲しすぎる。
だったら、一泊なら座ってもらおう、となります。
正論です。

ただ、まあ、結果、歩行状態を含むADLが低下して家に戻ってきます。

✔解決方法

身内に頼む

これができるなら、もうこれが一番いい。
兄弟、叔父叔母、だれか近くにそういう人をいつも確保しておくと安心。
デイサービスを組み合わせれば、
見てもらう人の負担も軽減できます。
ただ、遊びに行く時は頼みにくいです…。
頼んだことないけど。

認知症対応型デイサービス併設を選ぶ

これはそういう施設が少ないので、ハードルが高いですが、
もし近くにあれば絶対に利用すべきです。
何しろ、通常から認知症対応を専門でやっている施設が一番いい。

我家も何度か利用して、日中は生活リハビリに参加させてもらえました。
もともとショートは経営が厳しかったそうで、
コロナで閉鎖されてしまいました。

グループホームでもショートを謳っているところもあります。
しかし、期待して電話すると、もうやってません、という返事が多いです。
は~。

認知症フロアがある施設を選ぶ

これは特養などで併設されているショートを選ぶ時に必須です。

しかし、施設によっては、ショート専門施設で認知症フロアがあっても、
「事前に本人を連れてこい」という所もあります。
家族としては、契約時に家に来てもらって本人を見てもらうのが
通常だと思っているところに、そんな超面倒なことするんかと思います。
「認知症フロアを謳っているのに、預かるのがそんなに不安なわけ?」
と施設の力量を疑いたくなります。
そういったことも、問い合わせ時点で見極めねばです…。

時間とお金に余裕を持とう

結局、急に預けるのはハードルが高かったです。
ただ、入院や冠婚葬祭などは突然やってくるので、
普段からケアマネさんとタッグを組んで、
良さげな施設をピックアップしておくとよいと思います。

で、私のような、戻ってきてからが大変だから預けない、
という昭和頑固爺の石頭は捨ててください

普段から利用しておけば、急な時も無理をきいてもらえるかもしれないし。
ADLが落ちて帰ってきても、
こちらに余裕があれば、家である程度対応できると思います。

備えあれば憂いなし!

あ~、明日も働くか。

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