お断り連発の現場からお伝えします
月末に私が入院するにあたり、
ケアマネさんがショートステイを必死で探してくださいました。
しかし!どこも断られました。
結局、私の妹一家がケアをしてくれることになりました。
いろいろ事情があったので、今回が10年間で初の手伝いです。
引き受けてくれて本当ありがとう。
それにしても、ショートステイが取れません…。
3か月前から申し込むのが通常らしいです。
えっ?!そうなの?
今回のような急な入院の時はどうしたらいいんでしょうか。
今回、値段や認知症フロアの有無を考慮すると施設は絞られ、
やむなく値段を上げても予約は取れませんでした。
それに、通常、一般の人より認知症の人は避けられがちです。
コロナも予約が取りにくくなった原因かな、と。
5類になりましたが、高齢者にとっては引き続きリスキーです。
ショートステイを他施設と併設した形態で運営している場合、
外部から人を受け入れることで感染症が広がるリスクが増えます。
何よりも、もともとショートは採算が取りにくいそうで、
コロナを機に理由に辞めた施設が多いです。
結果、ショートステイをやっている施設が減ってしまいました。
もう、取れなさ過ぎたので、
踊る大ショート線です。
私は無線で叫びたい。
「ショートステイが取れません!」
普段はショートステイを使わない
ADLが落ちてしまうんです…。
わかっています。
ショートステイ施設のスタッフさんが悪いわけではありません、絶対に。
だって、世の中にショートステイは必要です。
本当に有難いです。
ただ、利用者として実感は「やっぱり落ちちゃう」です。
そんなひどい感想言うのは私だけかな、と思ってネットで検索してみると、
一般的なことらしいです。
私は、コロナ以後、特養の認知症フロアのショートステイを2回ほど利用しました。
帰宅時に迎えに行くと、スタッフさんが母の両腕を抱えて玄関に降りてきました。
行きは元気に歩いてたじゃん…。
きっとスタッフさんは一生懸命やってくれていると思います。
でも、日中は転倒防止のために事務所前で座って、
レクリエーションは、スタッフさんの手が空かなくて中止になったそうです。
入所していて、スタッフさんがいつも見ていれば、利用者の様子は個別にわかります。
しかし、ショート利用時は、スポット的に行くことが多く、
「認知症の高齢者は何をするかわからない」
という一般論に基づいて対応せざるを得ない。
特に転倒のリスクを低くして、滞在してもらうしかないのだと思います。
きっと私がスタッフでも、そうやって対応します。
だって、たった一泊の間に転倒して骨折なんて、
お互い悲しすぎる。
だったら、一泊ならほぼ座って過ごしてもらおう、となります。
正論です。
ただ、まあ、結果、歩行状態を含むADLが低下して家に戻ってきます。
ショートステイ利用でもADLを保つ解決方法
まず家にいられるように身内に頼む
これができるなら、もうこれが一番いい。
兄弟、叔父叔母、だれか近くにそういう人をいつも確保しておくと安心。
デイサービスを組み合わせれば、
見てもらう人の負担も軽減できます。
ただ、遊びに行く時は頼みにくいです…。
頼んだことないけど。
認知症対応型デイサービスに併設しているショートステイを選ぶ
これはそういう施設が少ないので、ハードルが高いですが、
もし近くにあれば絶対に利用すべきです。
通常から専門的に認知症対応に取組んでいる施設は、認知症の人の特徴がわかっています。
コロナ前は、我家でいつも利用している認知症対応型デイサービスが、
この形態をとってくれていました。
いつものような日中をデイサービスで過ごした後、
そのまま併設のショートを何度か利用させてもらいました。
日中はいつも通りに、生活リハビリで家事のお手伝いをさせてもらったり、
外出で近所の散歩をしたり、レクでゲームをやったり。
その後、お泊りして、翌日も同じように活動できる。
そうすると、ADLを保って家に帰る事ができていました。
本当に良いシステムだったのですが…。
もともとショートは経営が厳しかったそうで、
コロナで閉鎖されてしまいました。
認知症グループホームでもショートをやってます、という施設もあります。
しかし、期待して電話すると、もうやってません、という返事が多いです。
はぁ。
特養などで認知症フロアがあるショートステイを選ぶ
認知症グループホーム以外の入所施設でも、
ショートステイをやっている施設はあって、
その中でも、認知症フロアがある場合があります。
今は、ほとんどが認知症フロアがあるのではないでしょうか。
基本、そのフロア全体が認知症の人。
その施設に入所している認知症の人が、そのフロアに集まっているので
スタッフさんも対応を心得てくださっています。
どこまで関わってもらえるかは、本当にその施設によると思います。
ただ、認知症ではない入居者さんから、
「あの人うるさい」などと言われにくい。
認知症の人に言われるのと、そうでない人に言われるのとでは
心が傷つく深さが少しだけ浅いから。
事前に本人を連れてきて? それが無理だからお願いしてます
施設によっては、
「認知症があるかたは、施設で受け入れができるかどうか判断したいから、
事前に本人を施設に連れて来てください」
という所があります。
衝撃。
一人で介護と仕事をしていて忙しくて、
本人を連れて行くのが難しいから、ショートを利用したいんです。
契約時に施設の相談員さんなどが家に来て本人を見る。
これが通常の流れだと思っていましたし、大抵の施設は訪問してくれます。
私にそう言ってきたショートステイ専門で認知症フロアがあります、
とホームページに記載して、ケアマネさんにもそう豪語した施設でした。
「預かるのがそんなに不安なわけ?」
と施設の力量を疑いたくなりましたが、
恐らく、そう言って断る口実にしているのでは、と感じました。
そんな施設は、きっと程よい介護は提供されないと思います。
そういったことも、問い合わせ時点で見極めねばです…。
できたら定期的に利用しておく 少しでも予約が取れますように
結局、急に預けるのはハードルが高かったです。
ただ、入院や冠婚葬祭などは突然やってくる。
普段からケアマネさんとタッグを組んで、
良さげな施設をピックアップしておくとよいと思います。
そして、定期的に利用しておく。
そうすると、施設にとっては
「この人はこんな感じ」と、
施設内のやり方の中に本人の性格や行動パターンを当て込みやすい。
それは本人と家族には安心材料です。
それに、推測ですが、いつも来てもらっている利用者さんならと、
緊急でも多少は無理を聞いてもらえる気がします。
初めましてではないから、不穏になる可能性も少しは減るし、
行動パターンがわかっているから対処しやすいと思うんです。
なので。
私のように、「戻ってきてからが大変だから預けない」
という石頭の考えはしないで、
普段からショートステイを上手に使ってください。
急場は急にやってきます。
備えあれば憂いなし!



