✔鍋はハードルが高い。
すっかり冬本番ですね。
氷も張って雪も降って、来週はクリスマスだってさ。
こうなってくると、食事は鍋にしたい。
でも、シングル介護では認知症の家族と一緒に鍋はあまりしません。
まず、その人用に鍋を取り分ける。
次に、食べやすい大きさに切る。
忘れちゃいけまい、魚の骨や貝殻を取り除く。
そんで、フーフーする。
薬味なんて本人には選択できないから、かけて提供する。
コンロに手を出さないように見守る。
絶対服やテーブルにこぼすから見守る。
いや、忙しっっ!!
私、いつ食べられるの?!
私と母、一対一では、一緒に囲むのはハードルが高いので
認知症になってからは、世間一般の言う「鍋」はしていません。
IHで先に作ってから、普通の食事のように出して食べています。
✔寿司もむずいぞ。
次に年末に食べたい物、お寿司!
値上がりでめったに食べられなくても、年末くらい奮発したいです。
でも、寿司もなかなか高めなハードル。
まず、握りはネタとシャリを一緒に食べられない。
箸で両方うまくつかめても、口に運ぶ間にこぼれる。
醤油かけたら水分でバラバラになる。
諦めたのかネタで遊びだす。
最期には、皿の上がチラシ寿司状態になっている…。
ごめんよ母ちゃん、食べにくかったね。
初めからチラシ寿司と助六にするよ!
太巻きはバラバラになるけどね。
なにより、稲荷寿司は昔から好きだったから、
上手に美味しそうに食べてくれている。
たまには寿司食べようね。
✔闘うお正月
認知症になっても、年末年始は美味しい物を食べたいし、
出してあげたいです。
我が家の正月メニューは、買ってきた昆布巻、かまぼこ、
黒豆と、家で作ったタツクリ、厚焼き卵焼き、煮物、なますを
ちょっとずつ盛った「おせち風盛り合わせ」。
なんでこのメニューかというと、
母に「豆で達者でよろこんぶ(マメとタツクリと昆布)」
「煮物にはレンコン(先が見通せる)」と教わったからです。
なますは母が好きだからです。
今の我が家は、これらを細かく切ります。笑。
ちなみに、現在我が家では食器はプラスチックの軽い物を使っています。
本人が持つ時に楽だし、落ちても安全です。
あと、一番使うのがキッチンバサミ。
これで、本人の食べやすい大きさに切っています。
煮物の野菜も繊維があるので、細かめにカットして出します。
本人は元気な頃から餅が大好きですが、
つまってしまう可能性が0ではないので、
餅はもちろん出しません。
年越し蕎麦は、すすることが理解できないので、
カットした蕎麦をちょとだけ食べてもらいます。
本当はダメかもしれないけど、
ビールもちょっと飲みます。
あと、ぜんざい(白玉入り)もやりますが、
毎年小豆を失敗して、微妙な苦笑いで食べます。
およそ質素ですが、毎年これで満足。
魚焼いて足したり、パン食べたり。
1月2日はカレーライスです。
この年末年始も、
工夫しながら美味しい食事ができますように!!