働く人を広く受け入れてくれる介護現場 でも時々変な人がいます
介護の現場はいろんな人が働いています。
それぞれ事情があっても、人手不足もあって、
働き手を受け入れてくれる間口が広いのが介護の仕事。
そこが介護現場の魅力でもあります。
ただ、絶対にいるんですよね。
変わった人々。
沢山の人と働いてきたけれど、
どうしても許せなかった人々の話。
業界的には、まだ良い方なのかもしれませんけど…。
強調しますが、母がお世話になっているデイサービスや、
私が単発短期以外で働いている、働いていた施設には、こういう方はいません。
少しでもおかしい、と思ったら私はその施設を去ります。
だって私には彼らを変えられないし、
彼らに割く時間がないからです。
笑いながら暴言を吐くおじさん管理職
タイトルでもう怖い。
昔、竹中直人さんが「笑いながら怒る人」をやってた。
その笑えないバージョン。異様。
管理者Tさんは、年は50代後半くらい。
一見穏やかそうですが、職員に対しての圧が強い。
職員は気の弱そうな人が多くて、
きっと言う事を聞く人しか採用してないんだろうな。
クイズレクリエーションの一幕。利用者さんに対して、
「ブー、ハズレ!そんなこと言ってないわ!」
「何言ってんだ、表に出ろこの野郎!」
「ハズレ!さっきも言ったわ、クソババァ」
天気の話をみんなでしていた時、
「今日は天気がいいんだってさ、クソババァ」
反射反応が鈍い利用者さんを見えない側からつついて
「今日は反応がいいな!これも訓練、訓練」
ぎょっとしました。
でも、管理者だし、もしかしたら場を楽しく盛り上げようとするためか、
と思い直しました。
満面の笑顔で言うから、とてもわかりにくい。
でも、一日中繰り返される暴言やからかった態度に
私はだんだん悲しくなってきました。
自分の親が、赤の他人から笑顔で暴言を吐かれたり、
からかわれたら、私はその人を絶対に許しません。
愛のあるいじりのつもりでしょうか。
愛のある人は人をいじりません。
認知症でわからないからいいと思っているんでしょうか。
認知症は、感受性はむしろ強く残ります。
感情の機微が誰よりもわかるんです。
Tさん、
利用者さんは、言われていることがわからないから笑っているのではありません。
あなたの方が利用者さんに許されて、甘やかしてもらっているんです。
それに気付くことはないんでしょうけど。
軽め(?)なセクハラ なにすんだよ
全介助の女性の風呂介助でペアを組んだOさん。
年のころは50代前半。
軽口なんです、基本的に。
「こうやんさんは優しいから好き」
「風呂介助、一緒でラッキー」
十分キモイです。
「風呂の椅子は〇俗を思い出す」
「よく行ったな~」
私のようなおばさんには何言ってもいいんか?
入居者さんは全介助で認知症だけど、絶対わかってる。
なんとか会話をそらす。
手までは出さないし、入居者さんは無事だし、
まだまともだと思おう、と思った矢先。
浴室から出て、入居者さんがまだ裸なのに
「あっちぃ~!!」と、何の迷いもなく窓を全開にしやがった。
ここ1階、季節は1月。
ヒートショック起こす!!丸見え!!
物理的に私から窓まで行けない!!
超速攻で服を着せたのは言うまでもありません。
こちとら入居者さんの命預かってんだよ!
しっかりやれや。
もう関わりたくない。
無口な男 隠れた場所では言いたい放題
若い職員のMさん。年のころは30代前半。
無口で不愛想。
どっちとは言えないけど、トレンディエンジェルに似てる。
その施設は認知症フロアがあって、
時々、自立でトイレに行ける人が自分で行く。
もちろん何回も行く人がいる。
スタッフは充足して、入居者さんは基本座らされているから、
充分見守れる範囲。
私が他の方のトイレ対応中に、
隣のトイレから、小さくてもはっきり敵意のある声が聞こえてきた。
「何回も何回も、自分で勝手に行かない。
勝手に来てもらったら困るんだよ。
なんでわからないの?
一人で来たらだめだって何回もずっと言ってるよね」
文字にすると、あまり伝わらないけど、
氷のように冷たく強い声色に私は寒気がした。
フロアでは一言も発しなかった人が、
次から次へと冷たい言葉を掛けている。
誰も職員がいないと思ったのだろう。
いつもそうして責めて威嚇しているのだろう。
人を怯えさせた人は、いつか自分も誰かに怯えさせられます。
なぜ彼らは生息しているのか 広く受け入れることの弊害
そもそも、お世辞にも適性があると言い難い彼らは、
何故介護業界に入ってこられたのでしょうか。
介護業界の人手不足の闇と病みが背景にあると思います。
介護業界は人手不足です。
年齢や学歴、職歴に関係なくエントリーできて、
大概すぐ働いて欲しいと言われます。
また、ジェンダーレスのこの時代ですが、
男性は戦力として貴重です。
入居者さんはおばあちゃんが多いから、可愛がってもらいやすい。
その人の健康状態やスキルにもよりますが、
重量級の要介護者の移乗に一役かってくれたら、なお有難い。
毎日の中でその人の「地」を出した姿を見るまでは、
わからないことが多いけれど、
そんな中でも、試用期間を設けて、
ある程度適正を見分けることは絶対に必要かと思います。
変人では済まされない 虐待・事故は紙一重
時々、ニュースで介護業界の悲しい事件が流れます。
一つの悲しいことが、介護職全体への評価になる。
表に出るのは氷山の一角という可能性が大きいからです。
私が遭遇した彼らも何か起こす可能性は大きいです。
でも、介護の現場は、基本的に優しい人が本当に多いです。
優しい人ほど、
虐待や事件事故は他人事ではない、
いつも隣り合わせだと自覚しています。
自分や仲間の行動をよく見ています。
そうやって優しい人に負担がいってしまうことも事実ではあります。
変人から自分を守るためにすること
変な人が職場にいた場合、こちらが疲弊してしまいます。
もしかして、自分も変なのかな、とも思い始めます。
変な人は、あなたの視界から通過させてください。
変な人は、人から言われても変わらない。変えられない。
変な人と同じ職場で働いていても、
あなたは変な人を許容しているわけではありません。
心のシャッターを下ろしてください。
あなたが自己防衛が、要介護者を守ることに繋がります。
まず、アイム・オーケーになってください。
私は在宅介護もあるから疲弊したくないし、
家族としての視点が強いから、傍にも居たくない。
シャッターを下ろしたうえで、極端だけど去ることを選びます。
毎日、人をケアするだけでも立派な仕事。
何か困ったときは助けてと言ってください。
例え改善されなくても、今あなたが辛いと感じていると周りに伝わる。
自分の辛さを表に出すこと、それ自体が大事なことなのです。
入居者さんも職員も、安心して生活できる場所が一つでも増えますように。


