適当がいい 一人の人として

心の持ち方
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✔映画「最強のふたり」に影響されている単純な私。

名古屋はすっかり春らしくなりました。
コートも薄手の物に変えて、軽くなった服装で、
軽い(ように見える)足どりで、
母はデイサービスへ行きました。

今日は、好きな映画と介護の話です。


何年か前に見た、映画「最強のふたり」。
2011年公開、もともとフランス映画だったものを、
ハリウッドでリメイクしたそうです。

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事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。共通点はゼロ。高級住宅地とスラム、ショパンとクール&ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ、車いすとソウル・ミュージック...

✔ダメなことの基準。

首から下を動かせない富豪の男性と刑務所を出たばかりの黒人青年。
本当にあった話を脚色しているそうです。

青年はびっくりな介護をしていきます。
書くのははばかられることも(笑)、とにかくなんでもやる。

もともとやっていたことや、やりたいことを、できる限り当たり前にやる。
介護が必要な人、ではなく、一人の人として扱う。
まぁ、実話とはいえ、映画のようにはいきませんけど。


すっかり影響された単純な私は、我が家もこれでいこう
と鼻息荒く決めたのでした。

母は、幸い他の疾患も少なく元気なので、
ケアすることは認知症症状だけです。

やりたいことがなければ、ぼんやりしていればいいし、
文句も不穏も発すればいい(ずっとだと辛いけど)。
歩き回ればいい。
マックも、コテコテオムライスもがっつり食べる。
内緒ですが時々ビールも飲む。
大声で歌う。
なかなかに、贅沢の種類が貧相、本人の反応もイマイチなこともあり、
母ちゃんごめん、と思うけど、
なんでもないことが一番、それでいいかな。

他の人が見たら、そんなのダメ、と言われようが、
家にいる時は、我が家の基準。
認知症の高齢者、ではく、本人そのものでいて欲しいです。


ただ一つ、お腹がすくと机を叩くのだけは、
びっくりするからやめてください。

当たり前ですが、こんな私も、
職場では絶対に職場の介護のルールを守ります。
いつか介護業界全体で、
もっと自由度のある介護がもっと広まったらいいのにな、と思います。

✔体が動くうちに。

でも、この1年近く、二人ではでかけられていません。
私が休みの日にぐったりしてしまい、体力がないからです。

隣の部屋で私が横になろうとすると、
母が「もう行くの?」と笑顔で聞いてきました。
隣にいることも忘れてしまうので、どこかへ行ってしまうかと
不安なのだと思います。

昨年は、デイサービスで様々な場所に連れて行ってくださり、
本当に助けられました。

今年は、できる限り出かけます。
私の体調も戻ってきたし、春もきたし。
二人とも、体が動くうちが花、と思って外に出て行きます。

もし、大切な家族が施設に入所されている場合も、
「面会に最近行けてない」などとご自身を責めず、
自分の基準で会いに行ってあげてください。
あなたがOKなら、来てもらう人もOK。
きっといつ行っても、例え覚えていなくても
気持ちは伝わっています。絶対です。

と、理想を語りましたが、

私よ、まず、このぎっくり腰を治そうか。
どうなってるんだ、ちょっとずつしか治らないぞ。
仕事も休ませてもらって、迷惑をかけている。
魔女の一撃め、きっちり治してやるぜ。

治ったら出かける&働きます!!!








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