銀行で遭遇 おじいさん振り込んじゃだめ

介護日記
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振り込め詐欺なんだろう いや絶対にそう

先日、新しい職場の指定銀行へ、お給料口座を開設しに行きました。
「新規のお客様なので、30分ほどお時間頂戴致します」
すみません、少ない金額で…、と思いながら、
私はロビーで新聞を読み始めました。

すると、
「機械でやろうとしたんだが、振り込めなかった」
と、窓口に来たおじいさんが大声で言い始めました。
「おそらく金額の関係でできなかったと思われます。
こちらへどうぞおかけください」
そう言って、男性行員さんに着席を促されたおじいさん。

ロビーには私を含めて2人くらいしかいなかったし、
おじいさんは個別ブースに案内されて、行員さんも小声でした。

でも、とにかくおじいさんの耳が遠い。
聞こえない。

やりとりは、段々と声が大きくなる。
ごめんなさい、漏れ聞こえてしまって。
でも、細かな肝心な部分は全然聞こえてこなかったし、
おじいさんの顔もはっきりわかりませんでした。

やっぱり振り込め詐欺だ

どうやら、ATM扱いの限度額以上の振込をしようとしたらしいです。

「今、物騒な時代なので、高額だと、
私たちもお客様が振り込む前に一旦お止めしなければならないんです。
ご家族に相談されたほうがいいと思います。
どなたか連絡は取れますか?」

「息子から連絡がきたんじゃ。家には連れ(奥さん)がおるけど、
いちいち連絡せんでええ。ワシのお金だ」

「じゃあ息子さんに電話してみましょうか」

「そんなもん、さっき電話したばっかりだから掛けんでいい。問題ない」

行員さんは、丁寧におじいさんの顔を立てながら話します。
さすが、プロ。

「申し訳ございませんが、ご家族に連絡がとれないと、
一旦警察の方に相談させて頂いております。
警察の方を呼んでもよろしいでしょうか」

「なんで警察が来るんだ」

なだめて説得して、程なくして交番から警察が来ました。

説得に応じてくれたおじいさん 

警察官のかたは、さーっと入り口から来て、
行員さんと二人で淡々と説得し始めました。
「申し訳ございません。お客様の財産を守るのも、私どもの仕事でして」
「そうだよ、行員さんの言う通りだよ」

「なにおぉ~!!警察まで来るような事じゃない!!」
「ワシの金で、ワシがいいって言っているのに、なんで動かせない!!!」

おじいさんは、怒ってキレ続けて約30分。
ここまでで疲れもあってか、
だんだんと我に返ったようでした。
「すまなかった、悪かった、わかった」
その言葉がはっきり聞こえてきて、騒ぎは落ち着きました。

結局、指定された口座に振り込むことはなかったようです。

本人でもお金は簡単に動かせない それはあなたを守るため

自分のお金なのに、自分でお金を動かせない。

「簡単にお金を動かせないってことは、ご本人を守っている、という事なんですよ。
だいじなお金が守られているという事です」

私が役所の方に言われた言葉です。

確かにそうです。

もし簡単に引き出せたら、自分のお金が自分のものでなくなってしまう。
本来の仕組みが崩れてしまいます。

今回、おじいさんは、
どう考えても息子からの電話ではないのに、息子だと思い込んでいた。
恐らく暗証番号や相手に言われた口座はわかっていた。
でも、高額なお金がATMでは扱えないことがわからなかった。
たぶん、軽度だけど認知症があると思う。

自分で自分のお金を動かせなくて良かったです。

銀行と警察の連携が強固で、
私の想像以上に詐欺が頻発している背景がわかりました。

本当に物騒な世の中です。

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