介護業界、求人あまたあれど転職できず、じっと手を見る
昨年秋、私は働いていた施設を辞めました。
もう、辞める前も辞めてからも悲しくて毎日泣いていました。
何が悲しかったって、一緒に働いた仲間とお別れする事。
あと、何より、入居者の皆さんとお別れすること。
でも、もう体力も精神力も、社長の独裁に持っていかれるばかり。
私のキャパシティはそんなに大きくないんです、ごめんなさい。
私は周りではなく自分を守る選択をしました。
もちろん、辞める前に次の仕事はちゃんと決めていましたよ。
でも、なんと私はその施設を4日で辞めてしまいました。
「よし!次!介護職は人手不足で、引く手あまたに違いない!!」
と、鼻息も荒く転職活動に臨みました。
この時点では、私はまだ元気があったのです。
これが、このあと続く転職狂騒曲のイントロだとも知らずに。
ここでは、ダメ中年高年代でも介護で働きたい。
そんな私が、食つなぐために使った、いいえ、使い倒している、
今巷で話題の「介護単発バイトアプリ」についていろいろお話したいと思います。
あくまでも、ユーザーの立場からの見解で、個人的な感想です。
どうぞあしからず。
では参ります!
現場のリアルな声~魅惑の単発バイトアプリ
介護医療に特化した単発バイト(パート)アプリの数々。
今は当たり前のように何種類も出ていますよね。
介護単発アプリは、介護職、看護職、保育職の人材(労働力)をスポット的に集めるという、
非常に画期的なシステムで、我々介護職にとってとても興味深いシステムです。
「ちょっと興味あるのよね~。」
「時給もいいんでしょ?」
「単発だから気持ちが楽だよね。」
2026年の今まさに、現場にいる人々から私が言われたセリフです。
単発アプリで行った先の施設の職員さんも、根掘り葉掘り聞いてくる人がいます。
正社員、パート問わず、皆さん興味がある。
実際に使っているのは私くらいで、ちょっと寂しい。
そうなんですよ、今働き続けられている職場があるのなら、
きっとそこが一番の場所なんです。
ただ、煮詰まっているのなら、時々外の風に当たるのは、すごく良いと思うのです。
職場の規定が大丈夫なら、少し使ってみてもいいと思うんです。
毎日頑張る介護職員に、
「別にもっといい職場があるのではないか」と淡い期待を抱かせ、
「他の場所なら私がもっと上手くやれる人間関係が待っているかも」と思わせてくれる。
砂漠の蜃気楼。
隣の青い芝生をちょっとだけ踏める。
そう、それが介護単発バイトアプリ。
自分にあったアプリの選び方
実際にやってみようとすると、いろんなアプリが出ていて何を使ったらよいか迷いますよね。
どれもよさそうに見えるし、どれも怪しそうに見える。
まずお伝えしたいのが、今は介護系ではない、
普通のスポットバイトアプリにもたくさん介護医療系の求人が出てることです。
私は、介護系と普通のアプリの両方を使って長期雇用に繋げることができました。
これからも、何かあった時は使っていこうと思っています。
そんな私は、アプリをいつもこんな方法で選んでいます。
①まず登録しないで中を見てみる。
②派遣会社の仮登録ではないか。
③自分の住む地域の求人があるか。
④操作が簡単か。
⑤即振込できるか。
です。
私は、医療介護系はカ〇〇〇さんと、ユ〇〇〇さん。
普通の仕事アプリはタ〇〇〇さんに絞りました。
どれも安心して応募できるし、操作も簡単で使いやすいです。
メリットと決まり事
使用するにあたって、大きな魅力が3つあります。
①履歴書と面接が不要!
②施設や日時を選べる!
③即お給料がもらえる!
④自分に合えば直接雇用を申し込める!
です。
応募が気軽にできるように、シンプルですよね。
加えて、募集する企業側も変な人が来て悲しい思いをするといけないし、
お仕事の取り決めは、必ずルールがあります。
アプリによって微妙に違いますが、大きなルールはだいたいこの4つです。
①簡単な職歴を含む個人情報と資格者証の登録は必須。
②キャンセル率が高いと応募に制限がかかる。
③同じ日に複数かけ持ちNG。
④同じ施設に週20時間以上勤務はNG。
です。
社会人として普通に働いていれば、ほぼ問題ないと思います。
もちろんあるさ、デメリット
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
なんて便利なんだ、と思うでしょ。
でも、当然、物事には裏と表がございます。
これはもう、どうしようもないことで、アプリ運営会社に苦情だとか、
仕事先に苦情だとか、そういうことではないんです。
どこの施設で、どんな立場で働こうとも起こること。
きっと誰しも心の中では想定している、想定の範囲内のことなので、
「そりゃあそうだよねぇ」と思って下さいませ。
主に3点。
①もうね、短時間案件は、ほぼ風呂介助よ。
②いいように使われるの。
③「所詮単発でしょ」オーラが放たれるわけ。
です。
昔あった、コント番組笑う犬のミル姉さんの語り口で読んで頂けたら幸いです。
働き方改革!現場を助ける介護単発バイトアプリ!
それでもやっぱり、こんな画期的なシステムはありません。
世の中には介護の仕事がしたくてもできない人が、相当数います。
短時間や単発なら現場に戻りたいと思っていると思います。
看護や保育も同じだと思います。
だって、
人のケアをするだけでも大変なのに、
スタッフ間の人間関係や仕事配分にとにかく気を使います。
利用者さんからは「きぇ~!!!」と叫ばれたり、おむつ変えてる間に殴られたりする。
給料も見合わないです。
夜勤は長いです。
このようなことが続くと、みんな、心身を病んで止む無く退職していきます。
でも、もともと人の役に立つことが好きな人がほとんどなので、
そういった人たちに職場に戻ってきてもらえたらお互いウィンウィンです。
だからこそ、現場で仕事の細分化が広まって、
アプリの導入もできるようになってきたのだと思います。
発想した人、システムを造った人、実際に導入した現場の人、ユーザーの人。
みんな、えらいっす。
ありがとう。
今日も働く皆さんへ、お疲れ様メッセージ
☆現場で単発スタッフを受け入れるスタッフ皆様へ☆
お疲れ様です。
即戦力とはいえ、一見さんスタッフを受け入れる体勢を作るのはとても手間が掛かります。
一緒に動くのもいちいち説明が必要な事が多く、負担も多いと思います。
単発で気楽でしょ、と一瞥する気持ちもすごくわかります。
だって、かく言う私が、ずっとそう思っていました。
ですが、明日は我が身。
できたら単発スタッフを大きな気持ちで受け入れて頂いて、お互い尊重しあえたら幸いです。
☆単発アプリで働く皆様へ☆
お疲れ様です。
働き方を考えながら、日々葛藤もあるかと思います。
プロとして、プライドを持って仕事を淡々とこなしましょう。
時に心無い言葉や態度を受けることもあると思います。
でもそれは、初めての場所で上手く動けなかったことが原因で、
決してあなたの人格を否定したのではありません。
気持ちよく働けば、きっと全部自分に返ってきます。
心静穏で働ける日が増えますように。
頑張って。
私も頑張りま~す。
では、またね。

